昨年はコロナ禍に加え、ロシア・ウクライナ戦争、円安、物価高など大変な1年でした。今年の干支は「癸(みずのと)・卯(う)」です。新しい時代への序章・・・未来の種が膨らむことを意味します。
今年、私たちは徹底した感染防止対策を継続しつつ、「ウイズコロナ」の観点に立ち、様々の制限を少しずつ見直しながら日常生活を取り戻すことに努めてまいります。お花見やお祭りなどの行事や利用者さまが楽しみにしている各種事業の再開を考慮します。また、職員1人1人の仕事とプライベートのどちらも充実できるよう、職域での協議を通じて職場環境の改善を図ってまいります。
平成25年の「国見の里」オープンから10年の月日が経ちました。私たちにゴールはありません。介護事業の永遠のテーマである「より質の高いサービスを提供する」という基本命題を忘れず追及します。これからも、年齢や障害に関わらずあらゆる人が「ともに住み」「ともに生きる社会」を築くことを目的に、何よりも「人間の尊厳」を大切にする施設を目指しますので、皆さまのご指導とご支援を賜わりますようお願い申し上げます。
令和5年1月
社会福祉法人 厚慈会 理事長 堀切伸一